企業等データ
| 設立 | 2018年(創業1911年) |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県岡崎市日名本町11-26 |
| 従業員数 | 7 |
| URL | https://fuyaman.jp/ |
|---|---|
| 資本金 | 100万円 |
| TEL | 0564-24-3072 |
事業者紹介
伝統のお麩に新感覚を添える老舗メーカー
愛知県岡崎市に製造拠点を構える麩屋万商店は、明治44年(1911年)創業のお麩専門の製造業者である。東海地方のご当地食材である角麩を主力とし、工場直売、出張販売、キッチンカーなど多様な販売形態を展開している。麩は鍋物や煮物に使われることが多く、年間を通じて製造しているが、売上は秋冬期に偏る傾向がある。また、室町時代から続く伝統食品でありながら、近年は認知不足が課題となっている。麩の食文化を未来へ継承するため、世代を問わず麩の魅力を発信し、日常の食卓で親しまれる存在を目指している。伝統の技と味を守りつつ、新しい感覚を取り入れた商品・サービスを提供している。
サービスの経緯と目的
伝統食に新たな付加価値を
お麩は室町時代から続く日本の伝統食品であり、愛知県はその主要産地の一つである。しかし近年は需要低迷により市場が縮小し、県内でも事業者の廃業が相次ぐなど、業界全体が厳しい状況にある。加えて季節による需要差が大きく、特に夏場の需要創出が長年の課題であった。こうした背景から当社は、夏でも楽しめる新商品「たまかざり」を開発し、お麩に新たな価値を付与した。さらに若年層との接点を広げるため、高校生との商品開発にも取り組み、新たな食べ方の提案へとつなげている。本事業は、伝統食材であるお麩の文化を次世代へ継承することを目的としている。
サービスの特徴と独自性
伝統食品に新たな価値を付与する商品と開発プロセス
本サービスの特徴は、伝統食品であるお麩に対し「夏でも楽しめる」「贈答に使える」という新たな価値を付与した点にある。新商品「たまかざり」は、従来地味な印象であった麩まんじゅうを、カラフルで涼やかな見た目と冷やして楽しめる食感に刷新し、ネオ和菓子的な切り口で再構築した商品である。また、若年層との接点創出を目的に、高校生や大学生と商品化を前提とした共同開発を行い、「麩ッポギ」など若者視点の商品を実際に市場投入している。商品そのものに加え、教育連携を含む開発プロセス自体に独自性を有している。
サービスの成果・社会や地域に対する影響
需要創出と文化継承を両立する地域発サービス
本サービスにより、これまで閑散期であった夏場の需要創出に成功し、年間を通じた収益構造の改善につながった。売上拡大や新規販路の開拓により、事業の安定性と継続性が向上している。また、高校・大学との連携を通じて、若い世代が地域の伝統食文化に触れる機会を創出し、次世代への文化継承にも寄与している。さらに、メディア露出や話題化を通じて、お麩という伝統食品そのものの再評価を促し、同業者や他業種への波及効果も生まれている。地域産業と人材をつなぐ社会的意義のある取り組みである。







