その他

【特別賞】有限会社木だち

アートを核とした障がい者支援と地域共生の総合システム

絵画教室から始まり33年、アート教育・日中支援・就労支援・カフェ運営を統合した循環型モデルを構築。障がい者を制作する人として育成し、来客者・アーティストとの自然な交流を通じて共生社会の実現を目指している。

企業等データ
設立1992年
所在地愛知県豊明市栄町大根1番地1385
従業員数29
URLhttps://www.kodachi-gallerycafe.com/
資本金300万円
TEL0562-98-0068
事業者紹介
アートとともにやさしい社会づくりを目指す会社

有限会社木だちは、1992年の創業から33年を迎える会社である。小さな絵画教室から始まり、障がいのある方々との出会いを通じてスタッフとともに学びながら、「小さな共生社会」を作り出してきた。現在は絵画教室「あとりえ木だち」、日中一時支援事業所「ぱれっと木だち」、就労継続支援B型事業所「こずえの」、石窯パン&ギャラリーカフェ「木のなか」の4事業を運営している。時代に忘れ去られていく人のぬくもりや手作りのものを大切にし、アートを通じて一人ひとりの可能性を引き出すことを理念としている。障がいの有無に関わらず、すべての人が対等に誇りを持って働き、創造し、成長できる「やさしい社会」の実現を目指している。

サービスの経緯と目的
障がいの子どもを育てる中で築いた目的

30年前、代表者の子どもが障がいを持って生まれたことがきっかけで、障がい者を受け入れる絵画教室を開設した。障がいのある子どもや大人の素晴らしい感性に感動し、作品をカレンダーにして販売したところ高い評価を得た。この経験から「障がいのある人たちが健常者と当たり前に暮らす社会」の実現を目指し、2019年から就労継続支援B型事業所「こずえの」と石窯パン&ギャラリーカフェ「木のなか」の計画を開始した。目的は、障がい者が「支援される側」ではなく「自らの力で価値を生み出す側」として活躍できる環境を創出し、アートと手作りの温もりを通じて真の共生社会を実現することである。一人ひとりが誇りと意欲を持って働ける場を提供し続けていく。

サービスの特徴と独自性
アーティストたちが支援する日中一時支援事業と就労継続支援B型事業

アート創作から製造・販売・接客まで一貫した就労体験を提供する垂直統合型モデルを確立している。アーティストたちの指導によって障がい者を「支援される人」ではなく「制作する人」として位置づける長期的教育システムが独自性の核である。幼少期からの継続的な教育により学芸員から「プロレベル」と評価される作品も生み出した。就労支援事業では 他にパン・ピザ・菓子製造、陶芸、季節演出グッズ制作など多様な作業を提供し、透明性の高い工賃表により県規定最高額を達成できた。特許取得した「ひまわりピザ」などはふるさと納税返礼品に採用され、また企業向けカレンダー事業ではBtoB市場も開拓している。

サービスの成果・社会や地域に対する影響
アートを中心に地域社会へやさしさを伝える

3年間で売上を伸ばし、雇用を拡大し、21名の新規雇用を創出することで地域経済に大きく貢献している。高工賃により利用者の経済的自立を実現した。アート作品売上は5倍に成長し、企業向けカレンダー事業の開始により障がい者アートの新たな市場を開拓している。ギャラリーカフェには県外からの来訪者も多く、愛知県の文化的魅力を全国に発信する拠点となりつつある。また、交流の場としてのギャラリーカフェでは、手作りの温もりと人の成長を大切にする価値観が、地域に広がり、アーティスト、来客者、職員、障がい者が対等に交流するアートを核にした共生社会が実現しつつある。

コメント

社長・担当者からの一言

33年間、障がいの有無に関わらず、アートを通じて一人ひとりと向き合ってきた。今後も現在の事業を確立させながら、やさしい社会の実現を目指し、障がい者を含めたアーティストたちの才能を世界に向けて発信していきたい。代表取締役 町田真実

※このページの情報はすべて2026年1月現在の情報です。