卸・小売

【知事賞】岡崎製材株式会社

木の端材に新たなイノチを吹き込む“HAZAI® project”

創業100年超の老舗材木屋が、国内外の銘木・木材を無駄なく活用。
木の端材を唯一無二のオシャレ雑貨に生まれ変わらせ、木の価値・魅力・可能性を最大化。技術伝承にも繋げ、「木」からサステナブルな社会の実現を目指す。

企業等データ
設立1946年2月14日
所在地愛知県岡崎市戸崎元町4-1
従業員数143人
URLhttps://www.okazaki-seizai.co.jp/
資本金1,000万円
TEL0564-51-0861
事業者紹介
100年超の歴史を持つ老舗材木屋

創業1917年(大正6年)、100年超の歴史を有する愛知県岡崎市の老舗材木屋。一流の目利きが世界中から仕入れた多種多様な無垢材は200樹種・5万点を超え、日本一の保有量を誇る。脈々と受け継ぐ材木知識・経験により歴代の目利きが世界中から揃えた銘木は、丁寧に製材・乾燥・加工され豊富なラインナップとして保管しており、お客様のご要望に合わせて「あなただけの一点」をご提案する。
また、愛知県を中心に建築木材・資材等の流通事業、リノベーションや不動産、木製品の製造・販売など、建築や住まいに関わる多種多様な商品・サービスをワンストップで提供。地元密着の「最適住環境企業」を掲げる会社である。

サービスの経緯と目的
ごみ問題の解消・材木屋の使命

創業100年を迎えた2017年に「木と共に100年、木を活かして200年」というスローガンを掲げ生まれたHAZAI® project。当社では原木を仕入れ、それらを製材・加工してテーブル等の家具・インテリア雑貨を製作してきたが、その際に発生する「端材」が長年の課題となっていた。丸太を商品に加工していく過程で、端材として発生するのは原木(丸太)の約15~20%。大きな丸太の約1/5は決して少なくない量になる。端材の形は歪(いびつ)でサイズもバラバラ、用途も無く、多くの場合は焼却・廃棄処分されていた。
これらの端材を無駄なく生かし新たな価値を創造することが、木に育てられ、生かされてきた私たち材木屋の切実な使命と捉え、SDGsに賛同する形でHAZAI® projectを推進することとなった。

サービスの特徴と独自性
日本一の木材保有量・豊富な取扱い樹種数を誇る当社の挑戦

当社は、針葉樹・広葉樹の両方を取扱っているが、広葉樹を取り扱う材木屋は材木業界全体の約3%と言われている。当社は日本一の木材保有量を誇り、取扱い樹種は200超。だからこそ、全国的にも珍しく針葉樹・広葉樹問わず様々な木材の端材を活用した商品を製造することができる。
端材を活用した商品の製作において、素材の品質も、磨きや塗装の工程も、当社が製造する高級家具・テーブルと同じ。それらと同じ材料・技術によって作り出した商品は、温もりや安らぎのある使用感・高い品質が魅力だ。
当社は端材を「コストではなく付加価値」として活かし新たな材木屋のスタンダードを構築していく。

サービスの成果・社会や地域に対する影響
協働から、「木」の端材のさらなる価値を創造する

HAZAI® project発足以来、新たに10件以上の職人との協働を開始・再開することができた。木工という側面から地元経済を潤し、雇用の確保や技術の伝承に貢献することも当社の使命である。また、大手企業との共同開発や、地元中小企業とのタイアップ、百貨店・大手雑貨店での出展実績も増えている。さらに、環境活動団体や地元高校と共に「木育」や「SDGs」の普及活動を推進する等、「木」からサステナブルな社会の実現を目指す。
現在は端材の7~8割が木製品や端材販売等として新たな価値を生み出すことができている。しかし、2~3割はまだ廃棄されているのが現状。今後は端材の廃棄0を目指し、さらに活動を続けていく。

コメント

社長・担当者からの一言

【木の復権】近年、脱プラが謳われ、自然素材の代表格「木・無垢材」が注目されている。端材活用は日本の素晴らしい文化「もったいない精神」に通ずるものがあり、私たちは、木・無垢材のフィールドでその文化や技術を伝承し、世界へ発信していく。経営企画室 室長 八田 壮史 

※このページの情報はすべて2023年1月現在の情報です。