卸・小売

有限会社三嶋商事

転造開発センターの開設

転造によるねじ加工の需要が高まる中、当社に開発・試験転造をできる設備・拠点を設立し、
顧客である製造業者に向けて『転造開発センター』を開設し、新製品の共同開発を行うサービス。

企業等データ
設立1977年9月22日
所在地愛知県日進市岩崎台1-130
従業員数12名
URLhttp://www.mishimacorp.com/
資本金300万円
TEL0561-72-2657
事業者紹介
『転造』の専門店

当社は創業以来40年の間、『転造盤専門店』として、工作機械のなかでもニッチなねじの塑性(そせい)加工を行う機械である『転造盤』分野に特化しており、転造盤(新品・中古、修理)、転造工具、加工ノウハウの提供など、『転造』に関するあらゆる分野を一元的に扱う全国的に見ても珍しい『転造』の専門店である。 『転造』に関わる市場は大変ニッチでありながら、当社は近年、地盤である東海地区のみならず、全国から問合せをいただけるようになり、これまでの取り組みの成果を地道に発信しつづけてきた結果、ニッチ分野の転造盤専門店として全国のユーザーに認識されるようになった。

サービスの経緯と目的
専門店ならではのお膳立て

転造は、高強度、環境に優しい、材料ロスが少ない、加工時間が圧倒的に短い等のメリットを持ち、特に自動車部品加工においてはなくてはならない技術であり、近年ではより加工難易度の高い製品の転造加工への挑戦がテーマである。
しかしながら転造はニッチ分野の技術の為、多くの製造業者においては新製品開発にあてる機械、工具の開発ノウハウ、加工ノウハウの蓄積がなく、自力での対応が困難な状況となっている。
そこで、当社に開設した「転造開発センター」において、最新型コンピューター制御の機械を用い、当社のサポートによる工具設計、加工条件出しを行いながら試験転造を実施することができるようなサービスを展開している。これにより自力では困難な新製品開発に、当社とユーザーが一体となって取り組んでいけるような体制が整った。

サービスの特徴と独自性
圧倒的な技術力と丁寧なフォローがカギ

類似のサービスは存在せず、日本初となるサービスを展開している。
転造の新製品開発においては、適した機械(転造盤)、適した工具(ダイス)、適した加工条件の3つが揃わないと安定した結果を残せないが、当社は40年以上にわたる経験の蓄積により、他社がまねできない技術力を保有している。
その為、機種選定、工具設計、加工条件決めのすべての面において、ワンストップでサポートする体制を構築できている。
開発センターというハードのみならずこのソフト面の充実度が突出していることと、顧客目線のきめ細やかなフォローにより、従来存在しなかった新たなサービスを創出し、かつ他社の追随を許さない独自性を存分に発揮できている。

サービスにおける生産性向上のポイント
開発期間短縮で顧客が納得いくまでトライ

従来は当社が顧客から新製品開発の相談を受け、当社取引先でふさわしい機械を所有しているところへお願いをし、承諾いただけた場合に限って試験転造をさせてもらえるという不安定な取り組みしかできてこなかった。準備、段取り、日程調整等に約30日程度要していた。
現在は当センターを利用することで、それが5日程度に短縮でき、スピード感が向上したほか、繰り返しの試験にも問題なく対応できることで、従来の問題点を一掃できた。
あわせて自社内で開発を行うことで、さらなるノウハウの蓄積がもたらされ、顧客へのフィードバックも充実したものになっていくと考えている。

サービスの成果・社会や地域に対する影響
きらりと光る小粒な企業へ

従来は接点のなかった大企業からの依頼が増えたり、日本初のサービスということで業界紙に取り上げられたりすることで、従業員のモチベーションが向上している。
また、このサービスが認知されていくことによる業績向上に伴い、新規雇用も行い始めた。平成30年度で新たに3名の社員が入社した。
また、当社が所在する日進市は企業活動が決して活発とは言えない地域であるが、小さいながらも経済活性化に貢献できる企業となっている。
また、転造加工は切粉と呼ばれる鉄くずのゴミを出さない加工法であり、環境に優しいといえる。多くの加工が転造でなされることは環境への貢献につながることでもあると考えられるので、その面でも一層努力していきたい。

今後の展望
情報発信と人材育成に注力

転造開発センター開設から約1年3か月経過した現在で、すでに6件の試験転造に取り組み、改めてニーズの大きさを実感している。当センターの稼働の様子を広く情報発信していくことで、さらなるニーズの掘り起こしが期待できる。
またこの度、当センターへの設置2台目となるイタリア製転造盤を導入した。このイタリア製転造盤は、1台目の国産転造盤ではカバーできない加工領域を持っており、一層幅広いニーズに応えていくことが可能となる。
その結果、当センターがもたらす直接的、ないしは波及的効果により、今後大いに業績に寄与するものと期待している。
今後は顧客対応とあわせ、当社内での人材育成に注力し、継続したサポートができるような態勢づくりに取り組む考えである。

コメント

社長・担当者からの一言

補助金を活用することで当サービスを開始できたので感謝している。センター設置が新サービスの提供にとどまらず、当社のブランド力向上にも寄与し、顧客に安心感、信頼感を与えていると感じている。代表取締役 三嶋章嗣

※このページの情報はすべて2019年3月現在の情報です。

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