生活関連サービス業

株式会社ツアー・ステーション

名古屋クルーズ&クルーズ

当事業は、名古屋において「クルーズ」をテーマに「食」「文化」をひとつにした体験型サービスである。中川運河におけるクルーズ体験を通じて、「船」を中心に発展する名古屋の歴史を紐解いていく。

企業等データ
設立1997年2月4日
所在地愛知県丹羽郡扶桑町大字柏森字西前282番地1
従業員数3名(内、役員2名)
URLhttps://ts-cruise.com
資本金1,000万円
TEL0587-93-1128
事業者紹介
着地型観光のエキスパートとして

当社は、愛知県丹羽郡扶桑町の名鉄柏森駅前に事務所を構え、旅行の企画や手配をおこなう旅行代理店である。代表取締役社長の加藤広明は、大手流通企業の旅行事業部などで経験を積んだ後、平成9年に当地で創業した。同社の企画商品の特徴は、歴史的・文化的な背景を深堀し、それを顧客に提供するというものである。特に隣接する犬山市における着地型観光における取り組みは、2011年中小企業地域資源活用促進法の観光分野における愛知県初の認定事業に選定されたほか、2014年にはがんばる中小企業・小規模事業者300社に選定、更には中小企業白書などの媒体においても旅行代理店が実施する着地型観光の成功事例として取り上げられている。

サービスの経緯と目的
名古屋における新たな着地型観光の開発

「名古屋クルーズ&クルーズ」では、クルーズをモチーフにした名古屋プリンスホテルで、本場「地中海」の味を堪能し、土日祝日しか運航されていない「クルーズ名古屋」を認知度向上のため平日に弊社がにチャーター。「ささしまライブ」から「ガーデン埠頭」までのクルーズを体験する。名古屋の繁栄を支えた中川運河を、今昔の景色を楽しみながら約45分かけて下る。途中の中川口通船門で船が上下に移動するロック(閘門)体験は、さながらミニ・パナマ運河だ。弊社スタッフがガイド役となって同行し、クルーズ船の中から旧国鉄貨物駅があった笹島や中川運河が「ものづくり王国あいち」の礎に大きく影響したことや、名古屋港の成り立ちなどをガイドすることで、改めて名古屋の歴史を
知る事ができ面白いと好評だ。

サービスの特徴と独自性
クルーズ観光をプロデュース

今回のサービスは、「ホテルランチ」「クルーズ名古屋」「港の大型クルーズ船」という単品素材を、当社がこれまでの着地型観光のノウハウやクルーズ添乗の経験を活かし、手配・予約・当日の案内ガイド役までを全て自社でプロデュースすることで、一日楽しめる観光素材として初めて変貌させることができた。 また、開催時期や参加者によっては、名古屋プリンスホテルの特別ツアーとして、クルーズ船をイメージしている館内の説明や客室見学を実施したり、停泊している大型クルーズ船の体験試乗会などの特別な試みも開催している。これは、当社が名古屋プリンスホテルやクルーズ運営会社と信頼関係を構築しているから可能となっている独自サービスの一つである。

サービスにおける生産性向上のポイント
着地型観光のビジネスモデル化

このビジネスモデルは、着地型観光にクルーズ・セミナーを組み込む点にポイントがある。当社の主力商品である大型船クルーズは顧客一人当たりの単価が数十万円から、高いものになると数百万円となるものもあり、決して安くない。この商品を購入してもらうには、その前のクルーズ・セミナーにおいて、それ相応の満足感や期待感を持ってもらう必要がある。この「名古屋クルーズ&クルーズ」は単に名古屋地域における着地型観光だけに留まらず、クルーズへの期待感を高めることで、クルーズ顧客を開拓するための取り組みとして機能している。疑似クルーズ体験や実際に名古屋港に停泊する大型船を目の当たりにすることで、当社のクルーズ商品の購入につながっている。

サービスの成果・社会や地域に対する影響
中川運河再生計画とクルーズ船誘致

このサービスは、名古屋市等が平成24年に策定した「中川運河再生計画」の理念に共感する形で立案された。「中川運河再生計画」では「歴史をつなぎ、未来を創る運河 ~名古屋を支えた水辺に新たな息吹を~」を理念として掲げている。現在、当社では柱の一つである【交流・創造】に取り組んでいるが、行政、教育機関、周辺地域の事業者などを招いたファムツアーも開催しており、関心が高まっていけば、中川運河再生計画の他の柱である【環境】【産業】【防災】などの取り組みについても進展が期待される。更には、当該サービスを通じて「クルーズ」への関心が高まり、名古屋港へのクルーズ船の誘致を促進することができれば、地域経済にも大きく寄与すると考えられる。

今後の展望
「陸から海」そして「海から陸へ」

今後は、「陸から海」「海から陸」の2つの流れを作っていく。既存事業の「陸から海」では、 現在、不定期で開催している当サービスに対し多くの問い合わせを頂いている。そこで名古屋港へ大型クルーズ船の寄港にあわせる形で開催日をより多く設け、顧客のニーズに応えながら、本格的なクルーズへの関心を高めていきたい。更に「海から陸」では、2018年3月に寄港した「飛鳥Ⅱ」の公式オプショナルツアーとして、「名古屋クルーズ&クルーズ」をクルーズ会社へ提供したところ、「新たな観光モデル」として採用され参加者が45名おり、その参加者の評価についても4.8点(5点満点)と好評を得た。今後も、名古屋港に寄港する大型クルーズ船に対して名古屋港の新たなオプショナルツアーちして導入する予定である。

コメント

社長・担当者からの一言

論語に「近き者説(よろこ)び、遠き者来る」とあります。これが着地型観光の持続可能な普遍的な原理だと思っております。国連が定めるSDGsの17の目標と弊社のクルーズ事業との融合を「名古屋クルーズ&クルーズ」を軸にで新たな展開を図ってまいります代表取締役 加藤 広明

お客様の声

幼少の頃名古屋市中川区に住んでいましたので懐かしく、今回のパックツアーを新聞で見て直ぐに申込ました。中川運河、旧笹島駅周辺も驚くほど変わってしまいびっくりしました。こういったきっかけがない限りは訪れる機会は無かったと思うので良かったです。

※このページの情報はすべて2020年3月現在の情報です。

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